選ばれる会社から、選べる会社へ──応募300人を生む経営者のブランディングの裏側
こんにちは。
『組織の左腕』代表の桑田龍征です。
今回は「採用方針と会社の在り方」について書いてみます。
未経験しか採らないと決めた瞬間、会社の未来が変わる

僕のホストクラブ事業、NEW GENERATION GROUPでは、未経験しか採用しません。
26歳の頃に、はっきり決めました。
「経験者はいらない」と。
当時の業界は、売れている経験者を取り合う世界でした。
他店で売上を作っているホストを引き抜いてきて、短期的に数字を作る。
でもそれって本当に“成長”ですか?
店の売上は上がるかもしれない。
でも業界全体の母数は増えていない。
人が移動しているだけです。
僕の会社も同じでした。
人が入れ替われば短期的に売上が上がることはある。
でも本質的な拡大にはなっていません。
じゃあ業界の母数を上げたいならどうするのか。
未経験を入れるしかありません。
未経験からスターを作る。成り上がりを作る。
それを10年以上、本気でプロジェクトとしてやってきました。
その結果、今では「未経験といえばNGG」と言われるようになり、応募が年間300人来ています。
これは偶然じゃない。採用方針=会社の在り方だからです。
売上至上主義になると、本当にやりたいことを見失う

「売上を上げたい」。これは当然です。
でもそれだけに囚われると、会社の軸がブレます。
とにかく即戦力を採る。とにかく数字が出る人を入れる。とにかく短期で伸ばす。
その先にあるのは疲弊と入れ替わりです。
会社は何をやりたいのか。
僕の場合は明確でした。
ホスト事業なら若者がキラキラできる場所を作る。
武田塾なら逆転合格で人生を変える。
YouTube「通販の虎」なら、世の中に埋もれている商品を全国に広げる。
全部、「何をしたい会社か」が明確です。
文化とは在り方です。
僕はこうあるべき、幹部はこうあるべき、仲間はこうあるべき。
それを言語化し、体現する。
それが会社の文化になります。
仕組みだけでもダメです。
属人だけでもダメです。
会社の思想に賛同する人だけを集める。
それが文化になります。
採用は“選べる側”になった瞬間に勝負が決まる

多くの会社が苦しむ理由はシンプルです。
「来た人を何となく採っている」からです。
人が足りないから採る。
とりあえず入れる。
その結果、後で苦しむ。
だから僕は言います。
人が足りなくてもちゃんと選べ、と。
でもそのためには、人が来る状態を作らないといけません。
経営者のブランディングはその一つです。
メディアに出る。
発信する。
思想を語る。
そうすると応募が自動的に来ます。
300人の応募が来るって、めちゃくちゃ強い状態です。
選べる側になれるからです。
採用はコストではありません。
未来の市場創造です。
未経験を育てる会社は業界の母数を増やす。
母数を増やせる会社が、最後に勝ちます。