「社外のコーチは何がわかるのか」と言う経営者へ:現場を知らないから見えることがある
こんにちは。
『組織の左腕』代表の桑田龍征です。
今回は「外部コーチが組織にもたらす本当の価値」について書いてみます。
「社外のコーチは何がわかるのか」という懸念

『組織の左腕』のサービスを提供していると、クライアントから必ず出てくる懸念があります。
それが「社外のコーチは現場を知らないのではないか」という質問です。
自分のホストクラブに弊社COOの南によるコーチングを導入した際、僕も半信半疑でした。
率直に「いやいや、何がわかるんですか」という気持ちでした。しかし、実際にコーチングを受けていく中で、その懸念は完全に払拭されたのです。
外部視点だからこそ気づくことがある

南COOは以前から「僕は現場は見に行かないスタンスです」と言っています。
これは一見すると奇異に聞こえるかもしれません。ですが、これこそが外部コーチの最大の強みなのです。
自分の子どもが月に1センチ身長が伸びたとしても、親は気づきません。
しかし、久しぶりに会った他人からは「大きくなったね」と言われるのです。
同じように、内部にいるからこそ見えなくなっていることが、実はたくさんあるのです。
ホスト業界を知らないから見えることがあります。介護業界を知らないから見えることがあります。
外側にいるからこそ、組織の人たちが当たり前だと思っていて議論しない領域や、考えずに見過ごしている課題をどんどん聞いていくことができるのです。
その過程で、初めて言語化が生まれていきます。
例えば「自分の会社のサービスの本質的な価値は何なのか」という問いです。
これについて、多くの経営者が言語化できていません。自信があるなら、社外の人間にも明確に伝えられるはずではないでしょうか。それが伝えられないということは、お客様にも伝わっていない可能性が高いのです。
さらに、外部から来たコーチは社内の人間関係の変な壁を知りません。
「この人にこの話を聞くとマズイ」という社内のギスギスした関係値を理解していないからこそ、変な遠慮なしにずけずけと言ってくれるのです。
これは一見すると失礼に見えるかもしれませんが、実はそれが組織の本質的な課題を表面化させ、社内での話し合いを促進させるのです。
波風を立てることの重要性

会社で働いている人というのは、安定した環境を好みます。
外から意見やちょっかいを出されるのを嫌がるのが自然です。
しかし、組織を動かしていくには、結局のところ何らかの刺激を与えていかなければなりません。
社外の目線から見た俯瞰的で客観的な意見こそが、まさにその刺激になるのです。
組織に波風を立ててくれる外部からの目を、恐れずに取り入れること。
それが、組織の飛躍への第一歩なのです。