【売上依存の経営者へ】毎日「数字」を口にする社長ほど、売上が上がらない理由

桑田代表コラム

こんにちは。

『組織の左腕』代表の桑田龍征です。

今回は「売上」をテーマに書いてみます。

売上に依存している経営者は要注意

経営者の皆さん。自分の会社の幹部や社員に、毎日のように売上の話をしていませんか。

「今月の数字はどうだ」「目標まであといくらだ」「もっと売上を上げろ」。もしそれが日常になっているのであれば、僕からひとつだけお伝えしたいことがあります。

それは危ないですよ、ということです。

依存というものは、誰にでもあると僕は思っています。

僕自身も筋トレに依存していますし、サッカーにも依存しています。アルコールに依存している人、恋人に依存している人、お金を稼ぐことに依存している人、依存先は人それぞれです。

そして、経営者の中には「売上依存」になっている人が本当に多いのです。

これが厄介な問題です。

ある社長さんに、僕は聞いたことがあります。「なぜそんなに毎日、売上の話ばかりするのですか」と。返ってきた答えはこうでした。「売上を上げることは難しい。だから毎日言い続けないと上がらないと思っています」と。

しかし、従業員に「売上を上げろ」というのは、勉強しない子どもに「勉強しなさい」と言い続けているのと同じです。

ちなみに僕は売上の話はほとんどしません。

僕の中では「売上は上げて当たり前のもの」という大前提があるからです。

そうした前提がなく、「苦労しないと売上は上げられない」と思っている経営者ほど、口酸っぱく売上の話をしがちな一面があります。

売上が伸びていたのに、人が辞めていった日々

こんなふうに偉そうに書いている僕自身も、若い頃は完全に売上至上主義でした。

現役大学生のままホストクラブのオーナーになった後は、最初の3カ月で黒字化を実現しました。

売上はそのまま伸びていきました。が、それと同じスピードで人がどんどん辞めていったのです。

当時の僕はマネジメントを学んでいませんでしたし、部下との接し方も分かっていませんでした。

売上を上げる方法は知っていたけれども、従業員が気持ちよく働ける環境を作ることは、まったくできていませんでした。

売上が上がっても、誰も気持ち良くない。そんなお店だったのです。

転機となったのは『組織の左腕』COO・南との出会いでした。

南は一般企業の経営の常識を持ち込んでくれた人物です。

僕の話を聞いて、「なぜ売上順に役職が上がるのですか」「なぜ体験入店でホスト側がお店を選ぶのですか」と、ホスト業界の常識を片っ端から疑ってくれました。

そこから一緒に評価制度を作り、未経験者の積極採用を行い、売上だけではなく振る舞いも含めて幹部を育てる仕組みを作っていったのです。

この10年の蓄積が、いまの組織の左腕の根っこになっています。

結果を出すのは当たり前。出した上で、面白く生きること

こうした経験もしてきたので、僕は「売上を上げているだけ」の経営者は絶対に認めません。

売上を上げているだけの人間は、つまらないからです。

経営で一番大事なのは、「自分がかっこ良くあり続けること」です。

僕は、そのことに29歳くらいの時に気が付きました。

かっこいいというのは、まず結果を出すことです。

しかし、結果は出して当たり前。だから、結果を出していること自体を自慢している経営者は、もう古いと僕は思います。

結果は出した上で、その先にどれだけ面白い生き方をしているかを、社員に見せていく。それが社員にとってのロールモデルになります。

「この経営者のようになりたい」と思える背中を見せること。

それが、売上の話を毎日しなくても自走する組織を育むことに繋がるはずです。

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