経営者は「書くこと」と「話すこと」で鍛えられる──社長の思考を磨くシンプルな習慣
こんにちは。
『組織の左腕』代表の桑田龍征です。
今回は、経営者にとって非常に重要な作業だと僕が感じている「書くこと」と「話すこと」について書いてみます。
社長になる前に「社長とは何か」を書き殴った
僕は「外に出てガンガン動く人」というイメージをよく持たれますが、実はめちゃくちゃ準備をするタイプです。
YouTubeを撮る前も、講演をする前も、かなり書きます。データを整理したり、話す構成を考えたり、自分の考えを一度アウトプットして整理するんです。
一見、体当たりでやっているように見えるかもしれません。でもそれは表面だけの話です。
その表面がどういう計算で作られているのか、そこまで見ていくと人間ってよく見えてきます。
僕は社長になる前にも、色々なことを書き殴りました。
「社長とは何か」
「社長だったらどう判断するか」
「社長としてどういう行動を取るのか」
こういうことを、自分の中で言語化していたんです。
役職というのは、ある日突然その立場になってから考えるものではありません。
「自分は社長だ」と決めたなら、その時点から社長としての思考や行動を書き出してみることです。
準備ができている人は、いつでもそのポジションで動けます。
書くことで「この会社らしさ」も作られていく

この話は会社でも同じです。
この会社は何を大事にするのか。
なぜこの会社が存在しているのか。
何を社会に届けたいのか。
こういうものが言語化されていないと、組織は意外と簡単にブレます。
逆に、社長の考えが言葉として外に出ている会社は強いです。
社員にとっても「この会社はこういう方向に進んでいるんだな」という判断基準ができるからです。
ミッションやビジョン、バリューという言葉はよく聞くと思いますが、そういうものも結局は同じことです。
つまり、会社の「らしさ」を言葉として定める作業なんです。
それがあると、社長がいちいち細かい指示を出さなくても、組織の判断や行動が揃ってきます。
結果として、組織が自走していくようになるんです。
講演もセミナーも、僕にとっては「会話」

社長にとってもう一つ大事なのが「話すこと」のスキルです。
僕は講演会をやるときも、しっかり資料を作って準備します。
ただ、話し方には一つこだわりがあります。
それは「会話として話す」ということです。
講演形式でも、僕の中では会話です。
オーディエンスの反応を見ながら、「この話気になってそうだな」と思ったらそこを深掘りする。
逆に反応が薄いところは、長く話しても意味がありません。
だから僕は、会場の空気を見ながら話しています。
YouTubeとかは別ですが、僕は完全に一方通行の場は正直あまり得意ではありません。
人の表情やリアクションを見ながら話す方が、圧倒的にいい話になると思っています。
ちなみに僕は講演会を積極的に受けているわけではありません。
スケジュールの問題もありますし、呼ぶ側の意図が曖昧な講演はあまりやりたくないんです。
「とりあえず話題の人を呼ぼう」みたいな感じだと、僕は「消耗品」みたいになってしまう。
それは違うと思っています。
「なぜ桑田を呼ぶのか」「何を聞きたいのか」が明確な会社なら、僕は全力でやります。
そこに熱量がある会社とは、僕も本気で向き合いたいと思っています。