一流から盗む経営者だけが伸びる──林尚弘、堀江貴文、ヒカルから桑田龍征が受け取った3つの姿勢

桑田代表コラム

こんにちは。

『組織の左腕』代表の桑田龍征です。

今回は「経営者が一流から盗むべきもの」について書いてみます。

一人のロールモデルを丸ごと真似しても、うまくいかない

経営者として伸びていく人と、止まっていく人の差はどこにあるのか。
僕はこの問いに、自分なりの答えを持っています。

それは「複数のロールモデルから、自分に合うものだけを取り入れて、継続できるかどうか」です。

一人の成功者を丸ごと真似しようとする経営者は多いです。
しかし、これはほとんどの場合うまくいきません。
なぜなら、その人の成功はその人の資質、環境、タイミングの上に成り立っているからです。

僕自身は、ヒカル君、林尚弘さん、堀江貴文さんなど、さまざまな方を参考にしてきました。
全部を真似するのではなく、自分に合うものだけを抜き出して、自分の経営に組み込んで、それを継続してきました。

派手な才能がなくても、この「抜き出して続ける力」さえあれば、経営者は確実に成長していけます。
ここからは、僕がそれぞれの方から何を盗んできたのかを書いていきます。

林尚弘さんから盗んだもの──「トラブルを迎えに行く姿勢」

林さんは、武田塾を400校舎以上に広げた経営者です。
キャバクラで派手に遊ぶ印象を持つ方も多いかもしれません。しかし、本当の林さんは全く違います。

林さんの本質は「水面下で人と向き合う力」にあります。

例えば、FCオーナーさんがFacebookのコミュニティ上で憤慨した書き込みをする。
すると翌朝にはもう、林さん本人が現地に飛んで「お茶してます」と投稿しているのです。

トラブルを後回しにしない。
起きた瞬間に話を聞きに行く。
これは口で言うほど簡単なことではありません。

僕が林さんから盗んだのは、「トラブルから逃げない、むしろトラブルを迎えに行く姿勢」です。
経営の現場で起きる問題の9割は、対応の速さで結果が決まります。
これを地でやっている経営者が、実は表に出ない部分で完璧な経営をしている。林さんはまさにそういう人です。

もうひとつ林さんから学んだのは、「減点されそうなことを表に出しながら、内側では緻密に経営する」という戦略の取り方です。
僕が武田塾に加盟した時の加盟面談はキャバクラで行われましたが、その席には各地のFCオーナーやフランチャイズの専門家が8人ほど座っていて、運営ノウハウを徹底的に教えてもらえる場になっていました。女の子がいるだけの会議室です。

林さんは武田塾を400校舎以上広めた実力者でもあり、就労支援ビジネスなど社会貢献的な活動もしているのに、あまり表に出さない人です。

つまり林さんは、表では一般的に嫌がられる手法をあえて選び、裏側では完璧な経営をしている人です。

経営者が外向きの印象と内側の実態をどう設計するかという点で、これほど参考になる例はありません。

堀江貴文さんから盗んだもの──「エンタメ×ビジネスの時代の経営者のあり方」

堀江さんは、エンジンの積み方が別格です。

ゴルフをラウンドしながらSNSを見て、誰かとXで論争して、同時にこちらの会話もしっかり聞いている。
ロケット事業では、物質名や素材名まですべて頭の中に入っている。
スケジュールや人の名前はよく忘れる方ですが(笑)、事業の中身に関しては外付けハードディスクが要らないレベルの頭脳の持ち主です。

経営者として僕が堀江さんから盗んだのは、「エンターテインメント×ビジネスの時代が来る」という感覚です。

多くの経営者は、いまだに「事業は事業、発信は発信」と切り分けて考えています。
しかし堀江さんは、自分の存在そのものをコンテンツ化し、そこにビジネスを乗せている。
これからの経営者は、毎日のように撮影し、発信し、自分自身を流通させる必要がある。
堀江さんはその指標を体で示してくれている方です。

ヒカル君から盗んだもの──「軌道修正のスピード」

ヒカル君のすごさを一言で言うと、「軌道修正能力」です。

まず、行動のスピードが速い。
そして、視聴者からのフィードバックを受けて軌道修正するスピードも速い。
この2つが揃っている人は、ビジネスの世界でもなかなかいません。

これは経営と全く同じ構造です。
たとえばGoogleマップや食べログのレビューに、飲食店の経営者がどう向き合うか。
批判が来た時に、無視するのか、言い訳するのか、それとも素直に直して次に行くのか。
ここで差がつきます。

行動が速く、かつ軌道修正も速い経営者は、結果としてうまくいくことが多いです。
そのように軌道修正ばかりしている人を、「後手に回っている」と見る人もいるかもしれません。
しかし、後手に回るということは、「市場の需要に素直に応答している」ということでもあるのです。

「自分のやり方」に固執せず、世の中が求めるものに素直に応じられる人こそが伸びる――ということは、世の中の経営者がヒカル君から学ぶべき部分だといえるでしょう。

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